Quantcast
Channel: さくらのナレッジ is_page
Viewing all articles
Browse latest Browse all 433

企業の研究所はいかにあるべきか 〜「さくらの夕べ 研究所ナイト」レポート(前編)〜

$
0
0
1月16日(木)に、さくらインターネット福岡オフィスにて「さくらの夕べ 研究所ナイト」が行われました。イベント内容は、さくらインターネット研究所のメンバーによる発表と、他社の研究所で活動されている方々とのパネルディスカッションです。さくらの夕べとしては久しぶりの福岡開催でしたが、30人以上の方が集まってくださいました。ありがとうございます。それではイベントの模様をレポートします。 さくらインターネット研究所の役割と、超個体型データセンター 最初のセッションは、さくらインターネット研究所の所長を務める鷲北賢による発表「さくらインターネット研究所のミッションとビジョン」でした。鷲北は当社代表の田中邦裕に次いで長く在籍する社員で、バックボーン運用からサービス開発まで多種多様な業務を経験していますが、2009年からはさくらインターネット研究所を立ち上げ、所長に就任して現在に至ります。 さくらインターネット研究所のミッションは「インターネット技術に関する研究を行い、成果の発信と利用を通じて社会と会社に寄与する」です。会社への寄与という観点では3-5年後に役立ちそうなことを研究テーマに据えるようにしていますが、研究所の所員に向けては「とにかく面白いと思うテーマにどんどん取り組んでください」と促しています。 というのも、特にインターネット分野では、未来を正確に予測することはとても困難です。例えば10年前に、クラウドサービスやコンテナ技術がここまで普及したり、Kubernetesのような仕組みが出てくることを予想できた人は少ないでしょう。このような状況においては、テーマを絞って研究するよりも、多様なテーマを手がけておく方が得策です。ある技術が伸びてきたときに、それ

Viewing all articles
Browse latest Browse all 433

Trending Articles